追悼

外は冷たい雨になっています。

明日から少し冬型の気圧配置が続き、激寒の日本列島になりそうですね。

1月17日、阪神大震災の日から21年が過ぎました。

あの日も寒かった。

不思議なもので震災から時間が過ぎればすぎるほどに

恐怖やしんどかったこと、そして寒さを思い出しやすくなりました。

以前は「震災」のことを誰かが語ることも私自身が語ることも

面倒なことでしたし、「またその話なの?」ととても煩わしく感じられたのです。

ここ数年間でその気持ちが落ち着き、回顧が楽にできるようになったのは

おそらく、無意識にトラウマが癒えていったからでしょう。

震災があった時は未だ布団の中にいました。

地鳴りがして急にカタカタと揺れ始めたかと思うと

家の中のものが「ガチャン、ガチャン」と大きな音を立てて

揺れ始め、落ちたり倒れたりするのが分かりました。

布団に深くもぐり、何もできずにうずくまっていると

誰かに布団ごと横から強く押された気がしました。

ゴロと大きく横に寝返りをうった瞬間、大きな本棚が

先ほどまで寝ているところに倒れてきました。

本棚の下は割れたガラスが散乱していました。

あのまま、同じ場所にうずくまっていたら・・・。怖くなっって

数か月自分の部屋で寝ることができず

明かりの少なくなった宝塚で暮らすのが嫌で

家族の中で私だけが翌年東京に居を移しました。

怪我もせず、友人知人に亡くなった方も幸いおりませんでしたが

それでも心が大変な緊張をしながら数十年

震災のことを封印していたので

大きな被害に遭われた方の心は如何ばかりかと思います。

実際に震災によって心理的に不安定になった方

体調が優れない方がお客様としてダフネにいらっしゃった方も

おられますが、「あの時を癒すより、振り返らぬまま

前を向いて生きる方がましです。」と癒しを拒絶された方が

いらっしゃいました。

私はまだまだ未熟なセラピーだったので、そういった方には

何もできずにお見送りするしかありませんでした。

トラウマや小さい時の傷はできれば癒し、心と体を楽にして

あげられれば、とも思いますが、準備ができてないままに

封印を解くのはとても酷で危ないことだと思います。

今が完璧なセラピーを施せるに至ったとは

言えませんし、学ぶことは多い日々ですが

心の蓋を開けずして、優しく心身を労わるだけの

優しいヒーリングもあり、、

無理させず「その日」に向けてエネルギーを回復させる

癒しもあります。

大きなトラウマに見舞われた方も、

宇宙のリズムに身を任せながら

心身を緊張をわずかづつでも労わりながら、「蓋を自ら開けようとできる日」を

待ってみるのもいいのでは、と思います。

また、それは震災に限らず、

それ以外の心の傷においても言える

共通のこと。

ハートが閉ざされている方の呼吸はとにかく苦しく

疲労と消耗が激しいです。

その疲れが癒されることを、

そして、震災で亡くなられた方々の魂の平安を祈っています。